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2011年8月 9日 (火)

震災後5カ月目の悩み

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 先日、津波で自宅が流されて、仮設住宅で生活している

方のご相談をお聞きしました。

 震災後、色々な会場で、色々な相談を受けてきましたが、

時間の流れとともに、相談者の内面というか、辛さというの

が、段々と孤独なものになっているんだなぁ、と感じました。

 その方は、ご実家のご両親とご主人、子供4人で、お父様

名義の家に住んでいたそうですが、その家は建てて15年

くらいだそうで、お父さん名義の住宅ローンがあと20年残って

いるそうです。その家がなくなってしまい、今はローンも支払を

猶予してもらっているけれど、これから仮設住宅を出ることを

考えると、どうしていいのかわからなくて・・・といらっしゃいました。

 まず、今まで住んでいた地域がこれからどのようになっていくのか

わからないので、それが一番の悩みのタネでもあるようです。

 住宅ローンについては、お父さん名義なので、二重ローンは避けら

れるとして、最悪自己破産すれば払わなくて良くなりますよ、と

お話しするのですが、今まで真面目に支払ってきた方に、破産すれば

払わなくていいと言っても、なかなかそう割り切れるものでもなく、

義援金等が入ってきたらそれを支払に充てなければいけないのか、と

真剣に悩んでいます。義援金はそういう目的で払われるお金では

ありませんので、ローンにあてる必要はないと言ったのですが、そう

言われたからそれでいいんだと思えるかどうかは別のことなんですね。

 そして、また、津波がきた場所には戻りたくないけれど、今まで同じ

地域で仲よくしてきた人たちと、自分も子供たちも、離れることは苦痛

だと言います。それはそうですよね。子供たちは現在も仮の学校生活を

送っていて、のびのびできないでいるのに、また違う学校に行って、近所

のお友達もいなくなってしまうのは、辛いにきまってます。

 逆に、高齢者の方の中には、どうしても元の場所に戻りたい、という方も

いらっしゃいます。

 そんな悩みをそれぞれ抱えながら、今まで過ごしてきたわけですが、

避難所にいる頃は、まだ自分だけではないという気持ちが強く持てて、

それほど落ち込んだりもしなかったそうですが、仮設住宅は、近所の

音が筒抜けな割には孤独で、新しく家を建て始める人なども出てくると、、

こんなことで悩んでいるのは自分だけのような気がすると言っていました。

 生活再建のスピードが人それぞれ違いますので、それぞれの悩みも

個別化してきて、孤独感が強くなるのですね。

 毎日のようにニュースを見て、仮設住宅やら集団移転やらの話を目に

耳にしていたのに、実際直接話を聞いてみなければわからない、人の気持

ちってたくさんあるんだな、と思いました。

 子供を目の前にして、考えなければいけないことがたくさんあって、でも

どう考えればいいのかもわからないなんて、その気持ちがひしひしと伝わって

きました。

 お帰りになる時には、「話ができて、すっきりしました」とおっしゃって頂けた

ので、それだけでも私も救われる思いです。

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