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2013年2月

2013年2月13日 (水)

もったいない離婚

 最近、離婚の相談が多いので、またまたそんな話題です。

 離婚の相談と言っても、もう離婚することとか、養育費とか

財産分与とかについては決まっていて、その手続きのご依頼

の場合は、離婚原因等は聞かないことも多いのですが、

中には詳しく聞かないといけない相談内容もあります。

 そんな中、相手の浮気が原因だとか、DVが原因だとか言う

場合は別として、特にこれといった決定的原因はない場合も

あります。よく言う「性格の不一致」というものです。

 ちなみに、「性の不一致」の場合は、私は決定的原因だと

思いますし、大事な問題です。

  そうじゃなく、今までの長年の不平・不満が積もり積もって

もう限界、という場合は、話を聞いてるうちに、勝手に

「なんとかやり直せないのかな?」と思う場合があるのです。

 相談には、夫か妻か、お一人しかいらしてませんので、

話は一方的です。相手の悪いところを延々と聞かされる

わけですが、そういうのって大抵自分のことは棚に上がって

ますよね。今、テレビで「最高の離婚」という瑛太と綾野剛が

かっこいい(関係ないか)ドラマをやってますが、あれ見てても

そう思います。自分のことしか考えないから、すれ違っちゃう

んだなぁって。

 例えば、うちもそうです。うちの玄関から2階の廊下までは

吹き抜けになっていて、2階に手すりがあるんですが、夫が

いつもそこに、脱いだズボンをかけるのです。玄関から2階

を見上げると丸見えでみっともないから、やめてって言ってる

のに、やめない。私もイライラするわけですが、ふと、考えて

みると、夫はいつも、私が玄関で脱ぎっぱなしにしてるコート

をきちんとハンガーにかけてくれてるのです。お互いに、

自分の気持ちを優先しちゃうと、イライラしか残りませんが、

相手も同じ気持ちでいることを気づいてあげると、逆に

ありがたい気持ちになります。

 自分が、「どうして私の気持ちわかってくれないんだろう」と

思っているときには、大抵相手も同じように思っています。

 だから、自分のことを理解してほしいときには、まず相手の

気持ちとか立場とかを考えてあげるようにすると、色んなこと

が許せるようになります。

 先日、ご相談にいらした男性は、奥さんが、子供を置いて

夜飲みに出かけて午前様になったり、派手なネイルをしたり

するので、やめろと言ってるのに全然直らない、と言って、

そういうことが積み重なっているのだとおっしゃっていました。

 子供のためによくないから、と言ってましたが、私はホントは

ご主人自身が淋しかったんじゃないかな、と思いました。

 何か決定的なことがあったのかと聞いたときに、「震災の

時に、真っ先に自分(夫)の安否を気遣う言葉がなかったこと」

とおっしゃったからです。結局、ずっと淋しい思いをしていたのが、

そのことで決定的になってしまったのですね。

 でも、逆に、奥様も淋しい思いを抱いていて、お互いにその

気持ちをうまく伝えられないでいるうちに、お互いがお互いを

必要と思わなくなり、必要とされていないと思うようになって

しまったのかな、と思いました。

 そういうことで離婚するなんて、なんかもったいない。

 素直になって話し合えば、これからでもやり直せるんじゃ

ないかな、などと考えてしまうのですが、なかなかそうも

いきません。もどかしい思いをしながらも、調停手続きの

ことなどアドバイスするのでした。

2013年2月 7日 (木)

認知症とのつきあい方

 私が後見人を務めているご本人は、50代で若年性の

アルツハイマーを発症し、現在は60代半ばですが、数カ月前

のCT検査で、脳の海馬がほとんど無い状態、あと2~3年で

動けなくなる可能性あり、と診断されました。

 自宅で一人暮らしをしている状態のときに、私が後見人に

なり、夜中に徘徊して警察に保護されてから、老人ホームの

ショートステイから始まり、介護付き老人ホームに入居しました。

 当初は落ち着いて過ごしていたのですが、最近急激に、心身

ともに変化してきて、まず、昼夜を問わず徘徊し、廊下で大声を

出し、人の部屋に勝手に入っていく、あまり寝ない、姿勢を保って

いられないので、食事も満足に摂れない状況が出てきて、施設の

職員の方から、薬で落ち着かせられないでしょうか、という申し出

がありました。

 施設の主治医の先生は、精神科の専門ではありませんが、

前にお話ししたときに、「薬を増やして落ち着かせることはできる

けど、どうなのかなぁ」とおっしゃっていて、その時は私も、薬で

昼も夜もぼーっとするようになるのはどうなんだろう、と疑問も

ありましたので、そのまま眠剤を出す程度で数カ月過ぎたのですが、

施設の方では、その先生のやり方に不満を持っていて、「先生は

現場を見ていないから」という言い方で、私に進言を求めてきた

のです。

 今日、施設に呼ばれたときには、職員の方がご本人の状態を

報告するというよりは、自分たちの職務の過酷さと他の入居者

から苦情が来ている、ということばかり話すように思えて、私も

「介護付きなんだから、当然じゃない?」とちょっと思いながら

聞いていたのですが、そのうち、その先生に不満を持っている

のだということがわかってきました。だから、すぐに薬を増やせと

私に訴えているのではなく、他の病院にかかりたい、というお話し

だったんですね。他の病院にかかるには、主治医の先生から

紹介状をもらわなければいけません。(総合病院なので)

 そこまでわかったときに、ふと「本人の希望としてはどうだろう」

と考えました。職員の方々は、このままではご本人も辛いと思うし

かわいそうで」と言うのですが、本人は今の状態を、今、辛い、

と感じていないのでは?と思いました。それなら、動きたいように、

好きなようにさせてあげるのがいいのでは?と思いました。

 主治医の先生は、「認知症患者が暴れるからって、ベッドとかに

しばりつけちゃいけないわけでしょ?薬は暴力じゃないけれど、

自由を奪うってことは同じだと思うんだよね」とおっしゃいました。

施設なんだから、面倒みるのが当たり前、という感じのお考え

だと思いました。

 たしかにそうかもしれません。

 そして、今、ご本人がどう感じているのかなんて、わかりません。

 それなら、元気なときに、今の自分を想像できたとしたら、どう

考えるだろうか、自分だったらどうだろうか、と考えました。

 そして、結論としては、薬を増やしてみて、それであまりにも

落ち着かないようだったら、先生から精神科の専門医を紹介

してもらえるよう、私から先生にお願いしたのです。

 入所したばかりのころでさえ、職員に遠慮して、あまり自分から

話しかけたり何かを頼んだりできない方でした。その自分が

今、施設の職員や周りの入居者に迷惑をかけていると知ったら、

きっと悲しまれるのではないかと思ったのです。

 後見人が判断していいことなのかどうか、という問題もありますが、

これがご本人のために最善、と思えることを、周りでケアする者が

みんなで考えなければいけないと思いました。

 

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