フォト

つぶやき

2023年7月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
無料ブログはココログ

タグ


facebook

« 2013年2月 | トップページ | 2013年5月 »

2013年4月

2013年4月 5日 (金)

成年後見と看取り

 私が後見人を務めているご本人の認知症が進行し、

もうすぐ食事ができなくなるでしょうとお医者さんに言われ、

その後のご本人の看護について考えなければならなくなりました。

 ご本人には、配偶者も子供も親もいません。一番近い

親族は、腹違いのお兄さんと、従妹です。いつもこの従妹

の方が色々と面倒を見てくれているのですが、今後、

胃ろうはするのか、点滴はどの程度するのか、人工呼吸は、

などど決断を迫られたときに、それができる人がいないのです。

だからと言って、私が決められることでもありません。

 皆で考え、相談して、答えを出さなければなりません。

 食事ができなくなれば、自然に体力もなくなり衰弱していき、

施設で看取りをしていただくことになるとのことで、そのような

相談をしなければならないこと自体が、ご親族にとっては

辛いことです。自分たちよりはるかに年下の方ということもあり、

いつも「かわいそうで、かわいそうで」と涙を流されます。

 「そこまで考えるのは後見人の仕事ではないので、ご親族で

決めてください」と言うこともできますが、やはり、決定権のある

人がいないということは、誰かがまとめなければいけないという

ことであり、本件の場合は、やはり私がその役割を果たさなければ

という思いです。

 専門職として後見業務を行うということの意味は、もっと違う

ところにあるのかもしれませんが、私の場合は、司法書士として

というより、どうしても一人の人間として関わってしまうので、時に

仕事以上に気持ちが入れ込んでしまうことがあります。

 看取り、という場面になって、ご本人の人生について考えて

みたり、もっと違う形で過ごす道もあったのではと思ったり、

正解が出ることではありませんが、思いは尽きません。

 そして、いまこの状態で、お墓の手配までしておかなければ

ならず(これも私しかする人がいないので)、それを考えたら

他人だからこそできることなのかも、と思ったりもします。

 とても認知症の進行が速く、面会に行ってもなかなかすぐに

こちらのことは認識できなくなってしまいましたが、それでも

ふっと以前のように笑顔で、私の事を思い出してくれたかのように

うなずいてくださるご本人が、これから先、穏やかな気持ちで

過ごしていけるように考えたいと思います。

人気ブログランキングへ 応援クリックお願いします   にほんブログ村 士業ブログ 司法書士へこちらもポチっと
にほんブログ村

« 2013年2月 | トップページ | 2013年5月 »